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2014年11月17日

UVによる真空貼り合わせ装置




UV(Ultraviolet):紫外線・・・Wikipedia

寒い季節になると、よく目にする「遠赤外線」という文字。
一方、夏の日差しが強いシーズンによく目にするのが「紫外線」。

WIkipediaによると、
赤外線が熱的な作用を及ぼすことが多いのに対し、紫外線は化学的な作用が著しい。このことから化学線とも呼ばれる。
ということです。

今回のテーマは紫外線・UVのほうです。

テクノライズでは、真空貼り合わせ装置をご提供しておりますが、
熱を利用した接着ではなく、この「UV」照射により接着させる真空貼り合わせ装置も取り扱っているんです。

UVによる接着とは?


真空貼り合わせ装置は、以前の編集後記「真空貼り合わせ装置・ボンディング装置」でも書きましたが、真空引きで気泡を追い出し、圧力をかけて貼り合わせるのですが、熱(ホットプレート)を使って接着剤(ワックス)を硬化させるものと、UV(紫外線)を使用するものとがあります。

UV照射による硬化といえば、女性の方はよくご存知でしょう。
そう、ネイルアートでも使われていますね。



このUVによる真空貼り合わせ装置は、UVを照射して接着材であるUV硬化樹脂を固めることで、接着・貼り合わせる装置で、接着後に熱による影響や、薬液による影響を受けやすい場合に用いられるんですね。


弊社では、より均一で気泡なく、常に高精度で接着できる貼り合わせ装置のご提案をしています。


真空貼り合わせ装置VAP250

*

研磨装置・研磨加工・貼り合わせ装置・治工具・受託加工などについてご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

テクノライズ株式会社
TEL : 045-949-5008
http://www.technorise.ne.jp/


2014年1月27日

貼合せ装置のダイヤフラムの役割り

たびたび取り上げている真空貼り合わせ装置ですが、これまでで、どういうものかは少しだけわかってきました。

そこで気になったのが「ダイヤフラム」というものです。

真空にして(空気を抜き負圧にして)、ふたつの材料の空気などを追い出して、更に圧力をかけて均一に貼り付ける際に活躍するのがこの「ダイヤフラム」。

シリコンゴムなどでできていて、機械の中で膨らんでギュッとするらしいのです。

お願いして倉庫にある真空貼り合わせ装置を少しだけ動かしてもらいました。


これがダイヤフラム。やわらかなシリコンなどでできています。






(ちょっと焦げ目が付いていますが...)
こうやってプーーッと膨らむんですね。

実際には密閉された機械の中なので、このダイヤフラムが膨らむことでワークに圧力を掛けていくことになるんです。

このダイヤフラムは、材質上、熱や圧がかかったりして劣化するため、定期的に交換したりするとのことです。

もちろん、テクノライズでは、装置だけでなく、このような消耗品のお取り扱いもしております。


お問い合わせは、
045-949-5008
またはこちらから




2013年11月11日

真空貼り合わせ装置VAP250

弊社の真空貼り合わせ装置「VAP250」について画像を使ってご案内したいと思います。

今回も営業の方に聞いてきました。

真空貼り合わせ装置とは、文字通り、二つの物質の間を真空にして接着させる・・・のではなく、接着剤の中の空気を抜いてより薄くより均一に接着するための装置です。

つまり、「薄いウエハをベースプレートにこの装置を使って貼り合わせることで、ウエハの反りを矯正し、接着剤(ワックス)のムラもなくなるので、極薄で高精度の研磨加工が可能になる」とのことです。

せっかくなので、社内にある装置を使って、セラミックのベースにウエハを接着させる様子を再現してみました。

セラミックのプレートとウエハ


装置の外観です。事務机に乗る大きさです。

ここにプレートをセットし、圧力と熱をかけながら真空引きします。

プレートがセットされた状態

ワックス接着剤を塗り、ウエハをセットします(外側は補助プレート)

タッチパネル式の画面で操作します。

高温になりますので、温度が十分に下がったところで接着完了。
(加工時間はこの場合、加熱10分、加圧・真空引き分:10分、冷却10分程度です)

高精度で貼り付けられることで、より精度の高い研磨が可能になります。

そのほかにも貼り合わせ装置(ボンディング装置)についてご質問・要望等ありましたら、お気軽にお問い合わせください。



2012年11月13日

真空貼り合わせ装置・ボンディング装置

テクノライズの装置の中に「真空貼り合わせ装置」というものがあります。

読んで字のごとく「物と物の間を真空にして貼り付ける装置」です。
社内では「ボンディング装置」なんて呼んだりしてます。貼り付ける(ボンド)という意味のボンディングですね。


ところでこの装置、何かを貼り付ける装置なのはわかるのですが、何と何を何のために貼り付けるのか「???」だったので、営業部にちょっと教えてもらいました。

ごくごく簡単にまとめてみますと、
ウエハーとかガラスとかサファイアとか、すごく薄い材料を研磨装置でさらに高精度で磨くためには、何かに貼り付けて固定しておかないと、ペラペラ過ぎて研磨のしようがないですよね。
その際に、しっかりと材料を抑える・保持するために、プレート(セラミックやステンレスなどの基板)にしっかりと接着させて研磨するわけです。
その材料と基板の接着に使うのがこの「真空貼り合わせ装置」なのだそうです。

ひとつ疑問が解決しました!


ところで貼り付けた材料と基板は、研磨加工が終わったらまた剥がさないといけないわけで・・・。
真空でくっつけた材料はいったいどうやって剥がすのでしょうか?
簡単に剥がれるものなのでしょうか??

今度また聞いておきます!